マルわかり!Windows 10 Mobileガイド
第90回Webサイトのフィードを手軽に読みたい
意外と充実している海外産RSSリーダーたち
2017年2月21日 05:45
Windows 10 MobileはモバイルOSとしての基本的な機能を備えているだけでなく、タッチパネル搭載のWindows 10パソコンに近い操作感で利用できるのが特徴だ。本連載ではWindows 10 MobileのTipsのほか、OSを取り巻く旬の話題などを紹介する。
Feedly専用RSSリーダー
電車による移動中など暇な時間帯を使って、事前に登録しているWebサイトのフィードで情報収集されている方も少なくないだろう。Googleリーダー亡き後、Feedlyなどの他のニュースアグリゲータサービスに移行した場合、Windows 10 Mobileユーザーにとって困るのがアプリ不足である。FeedlyはiOS/Android用アプリをリリースしているものの、UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリ版は執筆時点で存在しない。そこで、いくつかのRSSリーダーアプリをチェックすることにした。
まず「Nextgen Reader」はWindowsストアアプリ時代からリリースしてきた老舗のRSSリーダーだが、今回取り上げるのはUWP化した「Nextgen Reader UWP(旧Nextgen Reader!)」ではない。こちらはアプリ名からもわかるようにUWP化しているものの、対応環境はPCのみ。Windows 10 MobileでNextgen Readerシリーズを利用する場合、Windows Phone 8.xでも動作するWindowsストアアプリ版を選ぶことになる。
デザインなど古めかしさが気になるものの、機能的な遜色は何もない。広告なども表示されないため、“記事をチェックする”というRSSリーダー本来の使い方ができるのが、最大の特徴と言えるだろう。執筆時点では200円の購入費がかかるものの、1カ月間は試用できるため、メインRSSリーダーアプリの候補に加えても構わないだろう。
Feedly利用者の選択肢としては「iNi Reader」も存在する。シンプルなレイアウトでフィードを閲覧できるRSSリーダーだが、モバイル通信のパケット消費を抑止するための“Text Only Mode”を備えるなど使い勝手はよい。また、完全にUWP化されているため、Windows 10上でも同じ感覚で利用できるのは大きな特徴となるだろう。また、アプリ内購入を実行すると、テキスト読み上げやテーマ切り替えなど各種機能が追加される。個人的には本命のRSSリーダーという印象をもっているが、筆者が試した限りでは同期中にアプリがハングアップするなど安定性を欠く場面が散見された。
独自同期エンジンを備えたRSSリーダー
フィード購読サービスとしてFeedly以外を使っている方には「Newsflow」をお薦めしたい。前述した2つのアプリと異なり、フィード管理を独自に行うUWP製の無償RSSリーダーだ。独自の同期エンジンを備え、アプリ起動時など任意のタイミングでフィードの取得を行っている。また、オフラインで表示するためのダウンロード機能やライブタイル機能、ランドスケープ(横画面)への対応などの多機能さが魅力だ。
このほかにも「Smart RSS Reader」など多くのRSSリーダーが存在するため、ご自身の利用スタイルにあったものを選んでほしい。
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