やじうまの杜

「Word」にダミーテキストを挿入できる裏ワザが話題に ~“=rand()”以外にもある?

単に“ああああ”で空白を埋めるよりも出来栄えを想像しやすくて便利

 “やじうまの杜”では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。

 日本マイクロソフト(株)が“Twitter”に開設している公式サポートアカウント“@MSHelpsJP”が紹介している「Word」の裏ワザ(?)が話題を集めています。

 編集部でも試してみましたが、本当に“=rand()”と入力して[Enter]キーを押すだけで「Microsoft Word」にサンプルテキストが挿入されました(クリップボードから“=rand()”を貼り付けてもよいようです)。

“=rand()”と入力して[Enter]キーを押すと……
サンプルテキストが挿入される

 このダミーテキスト挿入機能はかなり古くからあるようで、「Word 97」以降で利用できるのだそうです。また、他にも英文を挿入できる“=lorem()”や、「Word 2003」の紹介文を挿入する“=rand.old()”が知られています。Windows版だけでなく、Mac版やAndroid版でも利用できるほか、編集部で試してみたところ、iOS版でも利用できました(ただし、Web版の“Word Online”では“=rand()”しか使えないようです)。

iPad向け「Word」で“=lorem()”を試してみた様子
iPad向け「Word」で“=rand.old()”を試してみた様子

 そのほかにも、“=rand(1)”や“=rand(3,5)”などと引数を与えてやることで出力するパラグラフ(段落)の数や範囲を指定できるのも覚えておくと便利です。

 なお、この機能が不要な場合はオートコレクトの自動修正を無効化するとよいとのこと。Windows版の場合、[オプション]ダイアログの[文章校正]セクションを開いて[オートコレクトのオプション]ボタンを押し、設定ダイアログにある[入力中に自動修正する]というチェックを外せば無効化できます。

[入力中に自動修正する]というチェックを外せば無効化できる