Visual Studio Codeで学ぶ!GitHub Copilot入門

第5回

GitHub Copilotにコードを新規作成させる方法まとめ ~3種類のテクニックを確認

コード提案とインラインチャット、チャットビューの使い分け

 この記事はインプレス刊『Visual Studio Codeで学ぶ!GitHub Copilot入門』(山田 裕進 著)の一部を編集・転載しています。(編集部)

コードの新規作成方法

 GitHub Copilotを使用すると、Pythonなどのプログラムのコードを作成できます。コードの新規作成に活用できる機能を、あらためてまとめて紹介しましょう。

コード提案を使用したコード作成

 Pythonの関数などのコードを書く際に、文法が思い出せない、いいコードが思いつかない……といったことはよくありますよね。GitHub Copilotのコード提案(P.052参照)を使用すると、適切なコードを作成しやすくなります。

  コード提案は、1行~数行のコードの記述など、比較的小さい規模のコードの作成に向いています。 プログラマーが手を動かしてコードを書いている間、GitHub Copilotがそのコードの続きの数単語や数行を予測して提案してくれます。たとえば、以下の形で使用します。

  • コメントを書いて、その続きのコードを提案してもらう
  • コードを書いて、その続きのコードを提案してもらう

 たとえば、Pythonファイル内に、以下のような1行コメントを入力します。

# 入力された数が素数かどうかを判定する関数

 すると、コード提案により、このコメントに対応するコードが提案されます。

Pythonファイル内でコメントを入力(❶)。最初のコード提案により関数の最初の行が提案される

 なお、このとき提案される行数は場合によります。関数の最初の行(def is_prime(num):など)が提案された場合は、[Tab]キーを押して一度その行を確定します。すると、続いてその続きのコードも提案されます。

[Tab]キーを押す(❷)。次のコード提案により関数の残りの行が提案される

インラインチャットを使用したコード作成

  より大きな規模(関数、クラスなど)のコードを作成するには、インラインチャットが便利 です。インラインチャットは、関数やクラスなどの単位でコードを生成するのに向いています。インラインチャットを起動して、作成したい関数やクラスについて説明すると、コードを生成できます。

 たとえば、インラインチャットを起動し、以下のようなプロンプトを入力します。

Prompt

入力された文字列がメールアドレス形式かどうかを判定する関数

 すると、プロンプトで与えられた仕様や条件に従って、関数のコードが生成されます。コードを確定するには[保持]をクリックします。

インラインチャットでプロンプトを送信(❶)。関数のコードが生成される。[保持]をクリック(❷)

チャットビューを使用したコード作成

  チャットビューで、関数やクラスなどの仕様をプロンプトで入力することで、コードを生成できます。 Askエージェントの場合は、チャットビュー内にコードが出力されます。コード右上の[エディターで適用します]をクリックすると、生成されたコードがファイルへ書き込まれます。

チャットビューで先ほどと同じプロンプトを送信(❶)。関数のコードが生成される。[エディターで適用します]をクリック(❷)

 さらに[保持]をクリックして変更を確定します。なお、Editエージェント(P.106参照)、Agentの場合は、生成されたコードは適切なファイルへと直接書き込まれます。

 たとえばここでの例では、Editエージェントを使用しています。ワークスペース(現在のVS Code ウィンドウで開いているフォルダ)にapp.pyファイルが作成済みのため、コードはチャット内ではなくファイルへと出力されます。書き込まれたコードを確認し、[保持]をクリックしてコードを確定します。

変更を確定するには[保持]をクリック(❸)。内容が確定される
『Visual Studio Codeで学ぶ!GitHub Copilot入門』
  • 【価格】3,080円
  • 【発売日】2026年2月25日
  • 【ページ数】272
  • 【著者】山田 裕進 著
  • 【目次】
     Chapter 1:GitHub Copilotの全体像とセットアップ
     Chapter 2:「コード提案」の利用方法
     Chapter 3:「インラインチャット」の利用方法
     Chapter 4:チャットビューの利用方法
     Chapter 5:GitHub Copilotを活用したソフトウェア開発
     Chapter 6:GitHub Copilotのカスタマイズ
     Chapter 7:GitHubのWebサイト上でのGitHub Copilotの利用
     Chapter 8:モバイル端末やターミナルでのGitHub Copilotの利用
     Appendix