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「Firefox」ベースのWebオーサリングツール「BlueGriffon」が5年ぶりのメジャー更新

インターフェイスが刷新されモダンなデザインに。CSSプロパティのサポートも拡充

「BlueGriffon」v2.0

 仏Disruptive Innovations SASは1日(現地時間)、オープンソースのWebオーサリングツール「BlueGriffon」の最新版v2.0を公開した。Windows/Mac/Linuxなどに対応するクロスプラットフォームアプリケーションで、現在本ソフトの公式サイトから無償でダウンロード可能。Windows版はWindows 7/8/10に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

 「BlueGriffon」は、「Firefox」のレンダリングエンジン“Gecko”をベースにしたWebオーサリングツール。WYSIWYG編集画面とソースコードの編集画面を切り替えながらHTML文書を作成できる。また、「Firefox」のようなアドオン機能を搭載しており、あとから自由に機能を拡張することが可能。

 約5年ぶりのメジャーバージョンアップとなる本バージョン(コードネーム:Bataclan)は一から再設計されており、最新版の“Gecko”エンジンがベースになった。また、インターフェイスも旧バージョンに比べてモダンなものへと刷新されている。

 機能面では、CSSプロパティのサポートが拡充。[スタイルプロパティ]パネルの各項目には“MDN”へのリンクが設けられており、CSSプロパティの意味をその場で調べることもできる。また、“Blink”、“Servo”、“Vivliostyle”、“WeasyPrint”などのレンダリングエンジンがサポートに追加されたほか、“Markdown”記法の対応強化、コードビューでの拡大・縮小機能の追加といった改善も施されている。

CSSプロパティのサポートが拡充。“MDN”で調べる機能も
“Blink”などのレンダリングエンジンがサポートに追加

 なお、v1.7/1.8を利用中の場合はv2.0を上書きしてはならないので注意。また、本バージョンでは以前のバージョン向けアドオンがサポートされていないので、インストールしないようにしよう。

ソフトウェア情報

「BlueGriffon」Windows版
【著作権者】
Disruptive Innovations and Contributors
【対応OS】
Windows 7/8/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.0(16/06/01)