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「Firefox」派生のWebページ制作ツール「BlueGriffon」が開発終了

14年の歴史に終止符

「Firefox」派生のWebページ制作ツール「BlueGriffon」が開発終了

 オープンソースのWebオーサリングツール「BlueGriffon」が、開発を終了したとのこと。14年の歴史に終止符が打たれた。

 「BlueGriffon」は、「Firefox」をベースにしたWebページ制作ツール。Windows/Mac/Linuxに対応しており、WYSIWYG編集画面とソースコードの編集画面を切り替えながらHTML文書をデザインすることができた。また、「Firefox」のようなアドオン機能を搭載しており、あとから自由に機能を拡張できるのも特徴だった。

「BlueGriffon」のユーザーインターフェイス

 開発終了の理由としては、レガシーな「Firefox」拡張機能の基盤であった「XUL」をMozillaが捨てたこと、個人的な興味が他に移ってしまったこと、小さな会社を経営することに疲れてしまったこと――EPUBの作成も行える「BlueGriffon」の上位版は有償で販売されていた――ーなどが挙げられている。「BlueGriffon」をオンラインアプリにすることも考えたようだが、開発のために時間をとったり、モチベーションを保つのが難しかったようだ。

 「BlueGriffon」の公式サイト「bluegriffon.org」は、すでに開発終了の案内が掲げられるのみとなっている。販売されていた「BlueGriffon」のソースコードは、近々オープンにされるとのこと。