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Futuremark、3Dベンチマークソフト「3DMark」を公開

ハイエンドゲームマシンからタブレット、スマートフォンまでをカバー

「3DMark」v1.0

 フィンランドのFuturemark Corporationは4日(協定世界時)、定番の3Dベンチマークソフト“3DMark”シリーズの最新版をWindows向けに公開した。現在、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 最新版の製品名は、年号やサブブランドなどを末尾に加えない、単なる「3DMark」とされており、Windows版のほか、iOS版、Android版、Windows RT版が公開される予定。デスクトップやノートブックのみならず、タブレットやスマートフォンとのスコア比較をも可能としたまったく新しい“3DMark”となっている。

 Windows版「3DMark」のラインナップは以下の3つが用意されている。

  • 「3DMark Basic Edition」(無償)
    基本的なベンチマーク機能を備えた無償版
  • 「3DMark Advanced Edition」(24.99米ドル)
    ハイエンド機向けの“Fire Strike Extreme”プリセットが提供されるほか、設定のカスタマイズ、安定性・負荷テストのためのループ実行、パフォーマンスグラフ、結果のオフライン保存などが利用可能
  • 「3DMark Professional Edition」(995.00米ドル)
    商用可能。コマンドラインによる自動化、ツールによるイメージ品質の調整、結果のXML出力などが可能に
“Fire Strike”
“Cloud Gate”
“Ice Storm”
結果ページ

 また、以下の3つのテストが可能。

  • “Fire Strike”
    マルチスレッド化された“DirectX 11”対応エンジンでハイエンドゲームマシンをテスト
  • “Cloud Gate”
    “DirectX 10”レベルの“Direct3D”機能に限定したテストを実施。一般的な家庭用PCまたはノートPC向け
  • “Ice Storm”
    “DirectX 9”レベルの“Direct3D”機能をテスト。エントリー向けPCやタブレットPC向けで、iOS、Android、Windows RTを搭載した環境とのスコア比較が可能

 対応OSはWindows Vista/7/8で、最低動作環境は1.8GHzで動作するデュアルコアCPU、DirectX 9対応のビデオカード、2GBのメインメモリなどとされており、インストールには3GBのディスク空き容量が必要。 4GBのメインメモリ、DirectX 11世代のグラフィックスカード(メモリは1GB)を搭載したWindows 7もしくはWindows 8環境が推奨されている。

ソフトウェア情報

「3DMark Basic Edition」
【著作権者】
Futuremark Corporation
【対応OS】
Windows Vista/7/8
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0(13/02/04)

(柳 英俊)