杜のVR部
第77回
“ちょっとやるか”に最適!スパスパ刀で斬る楽しさ「ZenBlade」
あのフルーツ忍者のVR再現は思った以上にキモチイイ!!
2016年6月7日 12:05
PC向けのヘッドマウントディスプレイHTC Viveの操作方法といえば、2台セットの専用SteamVRコントローラーを両手に持ち、VRの中で自由自在に手を動かすというもの。現実の手と同じようにVRの中でも手を動かすことができるため、これまでのゲームプレイにはない没入感が楽しめる。
今回紹介するのは、こうしたSteamVRコントローラーの特徴をかなり的確に体現した「ZenBlade」。こちらに向かって飛んでくるフルーツを一刀両断する、というどこかで見たことのあるゲーム性だ。
刀を振るう“自然な”体験
「ZenBlade」の遊び方は単純。両手には刀を握っており、手を動かして刀を動かすことができる。この刀を振るって、前から次々と飛んでくるフルーツを斬っていくというもの。
そう、このゲームはかつてスマートフォンが登場したときに配信され世界的に人気となった「Fruit Ninja」(フルーツ忍者)のVR版である。スマホでは画面に指を滑らせるスマホならではの操作性で果物をスパスパ斬っていく気持ちよさが人気を集めていた。VRなら……ということで考え出されたのが“手に持った刀でフルーツを斬る”というまさにその通りのコンセプトという訳だ。
体験してみるとわかるが、SteamVRコントローラーが棒状ということもあって操作が非常に自然だ。まさに二刀流で構えているかのように“自然な”感覚で腕を動かすことで、果物を刀で斬りまくるという非日常な体験がきわめて“自然に”体験できる。
果物を斬るだけ、というきわめてシンプルなこのゲーム。ゲーム性を上げるためにもさまざまな工夫がされている。そのひとつがマイナスとコンボだ。果物に混じって爆弾がこちらに飛んでくることがあるが、爆弾は減点対象。また、一度に複数の果物を真一文字にスパッと斬るとコンボが発生しスコアが上がるなど、ゲームとしての面白い要素が盛り込まれている。
モードが複数用意されており、制限時間に点数を稼ぐモードやパズルのようにすべての果物を斬っていくモードなど、いずれも数分でワンプレイが終わるものばかりなので、“ちょっとやってみるか”と思った際にぴったりのカジュアルなVRゲームだ(HTC Viveのセットアップなどがあるのでプレイ開始まではあまりカジュアルではないかもしれないが……)。
ソフトウェア情報
- 「ZenBlade」
- 【メーカー】
- Atomic VR Inc.
- 【対応OS】
- Windows 7以降
- 【対応ハードウェア】
- HTC Vive
- 【ソフト種別】
- ダウンロード販売 1,480円
- 【バージョン】
- -(16/06/05)
評価PCスペック(参考)
- マウスコンピューター G-Tune NEXTGEAR-NOTE i71000SA2
- 【CPU】
- インテル Core i7-6700K プロセッサー(4コア/4.00GHz/TB時最大4.20GHz/8MBスマートキャッシュ/HT対応)
- 【メモリ】
- 16GB(8GB×2/デュアルチャネル)
- 【グラフィックボード】
- GeForce GTX 980(8GB)
- 【fps】
- 90fps