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Oracle、PC仮想化ソフト「Oracle VM VirtualBox 5.1」を正式公開
特定状況下で著しいパフォーマンス改善を果たしたほかNVMeエミュレーションに対応
2016年7月13日 15:44
米Oracle Corporationは12日(現地時間)、オープンソースの仮想PC作成・実行ソフト「Oracle VM VirtualBox」の最新版v5.1.0を公開した。現在OracleのWebサイトから無償でダウンロード可能。
メジャーバージョンアップとなる本バージョンでは、パフォーマンスの向上やバグ報告ツールの追加、ログウィンドウの改善といった変更が盛り込まれた。特に割り込みコントローラーが新規に実装され、マルチCPU環境やネットワークの利用時など、特定の状況下におけるパフォーマンスが著しく改善されているという。
また、ハードウェアサポートではマルチメディアやフラッシュストレージのエミュレーションが改善。NVMHCI(Non-Volatile Memory Host Controller Interface:不揮発メモリコントローラインターフェイス)のエミュレーションが可能となった結果、ゲスト仮想マシンでNVMeデバイスのエミュレーションが行えるようになった。
「Oracle VM VirtualBox」は、デスクトップでx86ベースシステムの仮想マシンを複数作成・実行できるソフト。オープンソースで開発されており、さまざまなプラットフォームで動作可能。64bit版を含むWindows Vista/Server 2008/7/Server 2008 R2/8/Server 2012/8.1/Server 2012 R2に加え、Linux、Mac OS X、Solarisが公式にサポートされている。
ソフトウェア情報
- 「Oracle VM VirtualBox」Windows版
- 【著作権者】
- Oracle Corporation
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows Vista/Server 2008/7/Server 2008 R2/8/Server 2012/8.1/Server 2012 R2
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 5.1.0(16/07/12)