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ファイル・フォルダーの暗号化ツール「アタッシェケース」がメジャーバージョンアップ
プログラムの再設計で暗号化強度の高いファイルを高速生成できるように
2016年9月6日 11:45
ファイル・フォルダーの暗号化ツール「アタッシェケース」のメジャーバージョンアップバージョン版「アタッシェケース#3」が、5日に正式版として公開された。Windows XP/Vista/7/8/10に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリから最新版のv3.0.1.0がダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 4以降が必要。
「アタッシェケース#3」は、日常利用を考えたシンプルなデザインと操作性が魅力のファイル・フォルダーの暗号化ツール。ファイルやフォルダーをメイン画面へドラッグ&ドロップして任意のパスワードを設定し、[暗号化]ボタンを押すというたった3ステップで簡単に暗号化ファイルを作成することができる。
さらに、暗号化ファイルを実行ファイルとして出力することが可能で、暗号化ファイルのやり取りが手軽に行えるのも魅力。受け手が「アタッシェケース」を利用しなくても、パスワードさえ知っていれば受け取った暗号化ファイルを復号できる。
「アタッシェケース#3」では、パスワードの管理方法や暗号化処理、ファイル形式が再設計され、不適切な部分や無駄な部分が改善。v2.xよりも暗号強度が高いファイルを、高速に生成できるようになった。パスワードの扱いも改良され、より安全になっている。
ユーザーインターフェイス面では、Windows 10への対応がメイン。タッチ操作などがサポートされ、使い勝手が向上した。そのほかにも、パスワード付きZIPファイルを作成する機能がおまけとして追加されている。
なお、v2.xとv3.xのデータ互換性が一部失われているので注意。v2.xで暗号化したファイルをv3.xで開くことはできるが、v3.xで暗号化したファイルはv2.xでは開くことができない。
ソフトウェア情報
- 「アタッシェケース#3」
- 【著作権者】
- ひばら みつひろ 氏
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.0.1.0(16/09/05)