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Apple、「macOS Sierra 10.12.3」「iOS 10.2.1」「Safari 10.0.3」を正式公開

「macOS Sierra」では「MacBook Pro」のグラフィックス問題を改善。脆弱性の修正も

「macOS Sierra 10.12.3」

 米Apple Inc.は23日(現地時間)、「macOS Sierra 10.12.3」「iOS 10.2.1」「Safari 10.0.3」を正式公開した。

 「macOS Sierra 10.12.3」では「MacBook Pro(15-inch, October 2016)」におけるグラフィックスの自動切り替えが改善されたほか、Touch Bar搭載の「MacBook Pro」で「Adobe Premiere Pro」プロジェクトをエンコードする際に発生していたグラフィックスの問題が解決された。そのほかにもPDF書類にかかわる問題や、一部のサードパーティアプリケーションがデジタルカメラから画像を正しく読み込めない問題が修正された。

 さらに、「macOS Sierra 10.12.3」ではCVE番号ベースで11件の脆弱性が修正されている。同社が公開したセキュリティ情報によると任意コードの実行を許してしまう脆弱性も含まれており、なるべく早めのアップデートが望ましい。また、「Safari 10.0.3」でもCVE番号ベースで12件の脆弱性が修正されているとのこと。

 一方「iOS 10.2.1」は、不具合の修正およびセキュリティ問題の改善がメイン。同社が公開したセキュリティ情報によると、CVE番号ベースで18件の脆弱性が修正されている。

 そのほかにも、同日付けで「tvOS 10.1.1」「watchOS 3.1.3」がリリースされており、CVE番号ベースでそれぞれ12件33件の脆弱性が修正された。

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