ニュース

配信者にも5%の収益分配 ~ゲーム実況配信サービス“Twitch”が今春よりゲーム販売を開始

開発元・実況者・購入者の3者がそれぞれメリットを享受できる仕組みに

“Twitch”の公式ブログ

 ゲーム実況の配信プラットフォーム“Twitch”は27日(米国時間)、“Twitch”上から直接ゲームおよびゲーム内コンテンツを購入できるサービスを今春より開始することを明らかにした。ローンチパートナーにはUbisoft、Telltale Games、Hi-Rez Studiosなどのパブリッシャーが名を連ね、開発元・実況者・購入者の3者がそれぞれメリットを享受できる仕組みになるという。

 本サービスが開始されると、視聴者はチャンネルページから簡単にゲームを購入できるようになる。一方、開発元とパートナー契約を結んだチャンネルの配信者にも、標準的な場合で収益の5%が分配される。視聴者は“Twitch”でゲームを購入するだけで、ゲームの開発元だけでなく、お気に入りの実況者をもサポートできるというわけだ。これは開発者にとっても、配信者が集めてくれたゲームファンに直接リーチし、販売収益を上げられるという点でメリットがある。

 なお、購入したゲームはどの地域でもプレイ可能で、「Twitch launcher」または「Uplay」などの既存サービスを通じてダウンロードできる。支払いはAmazonアカウントを介して行われる仕組み。サービス開始時は米ドルのみの決済となるが、以後数カ月をかけてより通貨のサポートが拡充される予定だ。