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クロスプラットフォーム対応の無料3Dモデリングソフト「xismo」がバージョンアップ

スナップ機能の強化と不具合の修正がメイン。「Qt」の更新も

「xismo」v192

 3Dモデリングソフト「xismo(キスモ)」の最新版v192が、16日に公開された。現在、作者のWebサイトから無償でダウンロード可能。なお、動作には「Visual Studio 2013 の Visual C++ 再頒布可能パッケージ」が必要。

 「xismo」は、「Qt」で開発されたクロスプラットフォーム対応の3Dモデリングソフト。WindowsとMacをサポートしており、Windows版はWindows Vista/7/8/8.1/10で利用可能。ただし、提供されているバイナリは64bit版のみで、32bit版Windowsでは利用できないので注意したい。また、開発はWindows版が先行しており、Mac版はWindows版の開発がある程度進んだ時点でリリースされるとのこと。今回リリースされたv192は、今のところWindows版のみの提供となっている。

 「xismo」の一番の利点は、モダンで親しみやすいインターフェイスにあるだろう。歴史を重ねたハイエンドの3Dモデリングソフトに比べると機能は限られているが、そういったソフトにありがちなとっつきにくさとは無縁だ。また、軽快に動作する点や、商用・非商用を問わず自由に利用できる点もメリットといえる。

 最新版における変更は、スナップ機能の強化と不具合の修正がメイン。環境ライトの角度を、スピンボックスを用いて数値入力できるようになったほか、「Qt」のバージョンがv5.6.2からv5.9.1へ更新されるなどの改善も盛り込まれている。

ソフトウェア情報

「xismo」Windows版
【著作権者】
mqdl 氏
【対応OS】
64bit版のWindows Vista/7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
192(17/07/16)