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ランサムウェア対策にAIを組み込んだバックアップツール「Acronis True Image 2018」が発表

アクティブディスククローン、ブートメディアの作成、仮想ディスク変換にも対応

「Acronis True Image 2018」

 アクロニス・ジャパン(株)は20日、個人向けバックアップソフト「Acronis True Image」の最新版「Acronis True Image 2018」を発表した。240項目以上の機能を改善するとともに、バックアップおよび復元機能を強化しているという。

 「Acronis True Image」は、Windows/Macに対応したイメージバックアップツール。豊富な機能と高い信頼性、そしてわずか2クリックでバックアップできるシンプルな操作性を実現しており、有償製品ながら高い評価を得ているこの分野の定番ソフトだ。

 最新版となる「Acronis True Image 2018」では、ランサムウェア対策を強化。人工知能(AI)ベースの保護エンジン“Acronis Active Protection 2.0”を新たに搭載し、ランサムウェアによる攻撃を検知・遮断する。また、「Acronis True Image」をターゲットにしてバックアップを破壊する攻撃から身を守る自己防御の仕組みも備わっている。

 さらに、基本となるバックアップ・リストア機能も強化されている。たとえば、PCのパフォーマンスを下げずにバックグラウンドでバックアップを行う機能が新たに追加。システムを停止・再起動させることなくデータを複製するアクティブディスクのクローン作製がサポートされた。また、「Windows PE」ベースのブートメディアを作成する機能が追加され、データの復旧がバックアップメディアから簡単に行えるようになった。既定では設定が簡素化されたシンプルモードとなっているが、高度なカスタマイズを行う場合はアドバンスモードへ切り替えられるのも魅力だ。

人工知能(AI)ベースの保護エンジン“Acronis Active Protection 2.0”を新たに搭載
アクティブディスククローン、ブートメディアの作成といったツールも充実

 そのほかにも、イメージバックアップしたデータを仮想ディスクへ変換する機能が追加。各種仮想マシンソフトと連携させられるようになっている。

 「Acronis True Image 2018」の価格は“スタンダード”版で5,480円(税込み、以下同)、クラウドへのバックアップやSNSのバックアップ機能を備えた“アドバンス”版で年額5,480円となっているアップグレードの場合は優待価格で購入できるほか、30日間無償で試用できる体験版もダウンロード提供される。

ソフトウェア情報

「Acronis True Image 2018」体験版
【著作権者】
Acronis International GmbH
【対応OS】
Windows/Mac
【ソフト種別】
体験版(30日間試用可能、製品版は“スタンダード”版で税込み5,480円など)
【バージョン】
ビルド 9207(17/09/20)