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囲碁ソフト「銀星囲碁」が日本棋院のアマチュア最高段位・八段の免状を取得

深層学習技術を取り入れ、“幽玄の間”に集まった世界中の高段者からの挑戦を退ける

囲碁ソフト「銀星囲碁」が日本棋院のアマチュア最高段位・八段の免状を取得 囲碁ソフト「銀星囲碁」が日本棋院のアマチュア最高段位・八段の免状を取得(同社リリースより引用)
囲碁ソフト「銀星囲碁」が日本棋院のアマチュア最高段位・八段の免状を取得(同社リリースより引用)

 (株)シルバースタージャパンは16日、同社が開発する囲碁ソフト「銀星囲碁」が日本棋院のアマチュア最高段位・八段の免状を取得したことを発表した。人間向けの昇段試験にAIが挑戦し、八段の認定を受けるのは日本棋院史上初めてだという。

 「銀星囲碁」は、20年の歴史を持つ囲碁思考エンジン。最新版の「銀星囲碁17」は囲碁のトッププロを連破したGoogleの「AlphaGo」でも採用され話題になった“深層学習(Deep Learning)”技術を取り入れ、実力を大きく向上させていた。

 八段免状の取得試験は4日、日本棋院が運営するオンライン対局サービス“幽玄の間”で実施された。七段(レーティングポイント32,500)から対局を開始し、世界中の高段者からの挑戦を受けたが、50局を迎えた時点で早々に規定のレーティングポイント33,000を超え、見事八段への昇段を果たした。最終成績は101戦68勝33敗(レーティングポイント33,385)。

 八段免状授与式は13日、日本棋院の東京本院“幽玄”の間にて執り行われた。