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「Firefox Quantum」v57.0.1が公開、一部環境で動作が異常に遅くなる問題を修正
「RealPlayer」などが悪影響、アクセシビリティサービスの無効化で改善されることも
2017年11月30日 15:43
Mozillaは29日(米国時間)、Webブラウザー「Firefox」の最新安定版v57.0.1を公開した。「Firefox Quantum」の正式リリースされて以降、初のアップデートとなる本バージョンでは、いくつかの不具合修正と仕様の変更が行われている。
まず、一部環境で「Firefox Quantum」の動作が異常に遅くなる問題への対策として、「RealPlayer」によるライブラリのインジェクション(処理を横取りすること)をブロックする処理が追加された。「RealPlayer」以外にも同様の問題を引き起こすソフトが存在するかもしれないが、その場合はオプション画面でアクセシビリティサービスを無効化することで回避できる可能性がある。極端に動作が遅くなる場合は、試してみるとよいだろう。
RealPlayer など一部の外部ソフトウェアが原因で、Windows 版 Firefox Quantum の挙動が極端に重い状態になることが報告されています。このサポートページに書かれているように、オプション画面でアクセシビリティサービスを無効化することで、当面は問題を回避できます。https://t.co/bjMQ14VXrqpic.twitter.com/R7A92ePUfz
— Mozilla Japan コミュニティ (@mozillajp)2017年11月28日
そのほかにも、一部のAMD製GPUを搭載した環境で“YouTube”をはじめとする動画サイトの動画を再生すると色がおかしくなる問題や、“Intel HD Graphics 3000”を搭載したMac環境で“Google マップ”がクラッシュする問題、プロファイルのパスに非ASCII文字が含まれていると設定の変更が保持されない問題などが修正されているという。
「Firefox」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。