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用途に応じてプロジェクション接続モードを変更可能 ~「Windows 10 RS5」Build 17682

「Microsoft Edge」は“WebAuthn”をサポート

「Windows 10 Insider Preview」Build 17682

 米Microsoftは5月31日(現地時間)、PC版「Windows 10 Insider Preview」のBuild 17682(RS5)を“Windows Insider Program”の参加ユーザーに対して公開した。現在、コンテンツの受け取り設定で“Skip Ahead”を選択しているユーザーと、“Fast”リングを選択しているユーザーに配信されている。

 本ビルドでは、他のデバイスへ画面を出力してサブモニターとして利用できるようにする“プロジェクション”機能の使い勝手が改善。他のPCへプロジェクション接続を開始すると、リモートデスクトップ接続と似たツールバーが画面上部に表示されるようになった。

プロジェクション接続時、ツールバーが画面上部に表示されるように

 このツールバーでは接続先のPCや状態を確認できるほか、切断や再接続を行うことが可能。また、設定から接続モードを選択できるようになった。接続モードは“ゲーム”、“仕事効率化”、“ビデオ”の3つが用意されており、シナリオに応じて接続設定を簡単に最適化することが可能だ。

  • ゲーム:ワイヤレス接続でゲームをプレイするためのモード。画面表示のレイテンシ(遅延)を最小化するように設計されている
  • ビデオ:レイテンシは増えるものの、大画面のビデオをスムーズに再生できる
  • 仕事効率化:ゲームモードとビデオモードの中間で、バランスがよい。プロジェクション接続の初期設定はこのモードとなる
タブ機能“Sets”の新規タブにアプリケーション候補がタイル表示されるように。アプリを検索しなくても、よく使うものへアクセスできる

 さらに、「Microsoft Edge」では“Web Authentication API(WebAuthn)”がプレフィックスなしで利用できるようになった。また、タブ機能“Sets”で新規タブを開いた際に、Webサイトに加え、よく利用するアプリケーションがタイル表示されるようになった。これはサーバーサイドでの変更で実現されており、最近のビルドであればOSをアップデートしなくても利用できる。