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Microsoft、機械学習で人物の表情を認識・評価できるアプリ「Emoji8」を無償提供

「Windows ML」を応用したサンプルゲーム ~ソースコードも“GitHub”で公開

「Emoji8」

 米Microsoftは11月16日(現地時間)、機械学習API「Windows Machine Learning(ML)」を応用したサンプルゲーム「Emoji8」を“Microsoft Store”で無償公開した。ソースコードも“GitHub”で公開されている。

 「Emoji8」は、デバイス内蔵のカメラに映った人物の表情を認識・評価するシンプルなゲーム。“悲しみ(Sadness)”、“嫌悪(Disgust)”、“無表情(Neutral)”、“Happiness(幸福)”といった感情に分けて表情を評価し、どれぐらいマッチしているかを数値で表してくれる。カメラで撮影した表情は、その評価とともにGIF形式で“Twitter”へ投稿することが可能だ。

デバイス内蔵のカメラに映った人物の表情を認識・評価
カメラで撮影した表情は、その評価とともにGIF形式で“Twitter”へ投稿できる

 本来は「Windows ML」ライブラリをデモンストレーションするために開発されたアプリで、カメラから得たフレームをローカルの学習済み機械学習モデルで評価し、ゲーム画面の絵文字をリアルタイムで更新する仕組みになっている。「Windows ML」がどんなものか興味のある開発者にとって、そのソースコードは参考になるはずだ。

 なお、本アプリの動作には「Windows 10 October 2018 Update」が必要となっているので注意。自分でビルドするには「Visual Studio 2017」v15.7.4と「Windows 10 SDK Build 17763」が必要だ。

ソフトウェア情報

「Emoji8」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 10(October 2018 Update以降)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.29.0(18/11/16)