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無料で動画・音声をロスレス編集できる「LosslessCut」が動画の結合に対応

1つの動画・音声から複数個所を切り出すことも可能に

「LosslessCut」v2.1.0

 動画・音声ファイルを再エンコードの発生しないロスレス方式で編集できる無料ツール「LosslessCut」が、1月28日にv2.0.0へメジャーバージョンアップした。1月29日にはさらに機能を追加したv2.1.0が公開されている。

 「LosslessCut」は、MP4/MOV/WebM/MKV動画やWAV/MP3/AAC/Ogg Vorbis音声などの切り出しや動画の静止画キャプチャーなどが行えるツール。動画から音声を除去したり、動画を回転させる機能も備えている。Windows/Mac OS X/Linuxに対応しており、現在“GitHub”のプロジェクトページからダウンロード可能。

 v2.0.0の主な変更点は、動画が音声ファイルを結合する機能が追加されたこと。動画・音声の結合機能は[Tools]-[Merge files]メニューから利用可能で、ファイル選択ダイアログで複数のファイルを選択し、結合の順番を指定すればファイルを結合することができる。なお、結合する場合は各ファイルが同一のコーデックでエンコードされている必要があるので注意。

[Tools]-[Merge files]メニュー
ファイル選択ダイアログで複数のファイルを選択
結合の順番を指定すればファイルを結合可能

 また、1つの動画・音声から複数個所を切り出すことも可能になった。複数個所の切り出しは、画面最下部にあるハサミ型のボタンの周りにある[<][>]ボタンで1カ所目の切り出し位置を指定した後、最下部左側にある[c+]ボタンを押して再度[<][>]ボタンで追加の切り出し位置を指定、ハサミ型のボタンをクリックすれば切り出しが実行される。

1つの動画・音声から複数個所を切り出すことも可能に

 さらに、v2.1.0では複数個所を切り出した後、自動で切り出したファイルを結合するオプションも追加されている。[c+]ボタンの右にある[nm]ボタンをクリックして[am]に切り替えれば自動で結合が行われる仕組み。

ソフトウェア情報

「LosslessCut」
【著作権者】
mifi 氏
【対応OS】
Windows/Mac OS X/Linux
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
2.1.0(19/01/29)