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無償コードディタ―「Atom 1.35」が正式リリース ~「Google Chrome」脆弱性の修正も
“GitHub”関連でいくつかの改善が導入
2019年3月15日 14:00
米GitHubは3月12日(現地時間)、テキストエディター「Atom 1.35」を正式公開した。本バージョンでは「Google Chrome」で修正されたリモートコード実行の脆弱性に対応するため「Electron」のアップデートが実施された。また、“GitHub”関連でいくつかの改善が導入されている。
まず、「Atom 1.35」に同梱されている「GitHub」パッケージでコミットの内容を表示する機能がサポートされた。「GitHub」ペインの下部に表示されている最近のコミット一覧を選択するか、コマンドパレットで“github:open-commit”コマンドを利用すると、指定したコミットの内容がエディター画面に表示される。最近のコミットビューをキーボードでナビゲーションできるようになったのも改善点だ。
次に、プルリクエストビューに変更されたファイルの一覧を表示するタブが追加された。このタブを利用すれば、わざわざ“github.com”へアクセスしなくてもプルリクエストの差分を閲覧することが可能。いずれは「Atom」エディターだけでコードレビューを完結できるようになるだろう。
「Atom」は、プロジェクトホスティングサービス“GitHub”が提供しているコードエディター。「Electron」ベースのクロスプラットフォームアプリで、現在本ソフトの公式サイトからWindows/Mac/Linux向けが無償でダウンロードできる。最新版は、14日付けでリリースされたv1.35.1。
なお、次期バージョンのベータ版「Atom 1.36」のリリースもアナウンスされている。「Atom 1.36」では、あいまい検索におけるパフォーマンスの向上、アップデートプロセスの改善、「GitHub」パッケージのさらなる改良が行われる予定だ。
ソフトウェア情報
- 「Atom」安定版
- 【著作権者】
- GitHub Inc.
- 【対応OS】
- Windows/Mac/Linux
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.35.1(19/03/14)