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Microsoft、「Windows 10 October 2018 Update」を“半期チャネル”に移行

安定性重視の環境へも「October 2018 Update」を提供へ

“Microsoft Tech Community”での発表

 米Microsoftは3月28日(現地時間、以下同)、「Windows 10 October 2018 Update」(バージョン 1809)を広範な展開へ移行させたと発表した。“半期チャネル(対象指定)”(SAC-T)のユーザーだけでなく、“半期チャネル”(SAC)のユーザーにも配信されるように。また、“Visual Studio サブスクリプション”で毎月更新されているメディアに加え、4月2日からは“Volume Licensing Service Center”でも「October 2018 Update」のメディアが利用できるようになるという。

 Windows 10の機能アップデートは3月と9月をターゲットに年2回リリースされ、リリース後18カ月間のサポートが提供されるのが基本だ。「October 2018 Update」の場合、“Home”や“Pro”といったエディションはリリース日(2019年11月13日)の18カ月後にあたる2020年5月12日までサポートされる。

 ただし、「October 2018 Update」以降、“Enterprise”および“Education”に限り、9月を対象とするリリースはサポート期間が30カ月間へ拡大される。つまり、「October 2018 Update」は“Enterprise”と“Education”の両エディションのみ、2021年5月11日までサポートされる。

 なお、それぞれのリリース・エディションのサポート終了日は、“Windows 10 リリース情報”ページの“サービスの終了”欄で確認できる。

“Windows 10 リリース情報”ページ

 また、「Windows 10 バージョン 1903」からは“半期チャネル(対象指定)”が廃止され、“半期チャネル”に一本化される。“半期チャネル(対象指定)”と“半期チャネル”のスタイルでリリースチャネルを管理するのは、「October 2018 Update」が最後となる。