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「Adobe Flash Player」に“Critical”な脆弱性
Adobeが月例セキュリティアップデートをリリース
2019年5月15日 10:00
米Adobe Systemsは5月14日(現地時間)、「Adobe Flash Player」の最新版v32.0.0.192を公開した。脆弱性の修正を含む月例のセキュリティアップデートとなっている。
同社が公開したセキュリティ情報(APSB19-26)によると、v32.0.0.171およびそれ以前のバージョンには解放後メモリ利用(Use-after-free)の欠陥があり、現在のユーザーコンテキストで任意のコードを実行されてしまう可能性がある(CVE-2019-7837)。深刻度は同社基準で最高の“Critical”。
脆弱性の影響範囲は、デスクトップランタイム(Windows/Mac/Linux)、「Google Chrome」用プラグイン、「Microsoft Edge」「Internet Explorer 11」用のプラグイン(Windows 8.1/10)。同社はLinux版デスクトップランタイムを除くすべてのプラットフォームで更新プログラムの適用優先度を“2”とし、できるだけ早いアップデートを推奨している。
「Adobe Flash Player」の最新版は、現在同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。自動更新機能が有効になっていれば、通常24時間以内に自動でアップデートされる。「Internet Explorer 11」および「Microsoft Edge」用のプラグインは“Windows Update”から更新可能。また、「Google Chrome」用のプラグインも自動で最新版へ更新される。