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Windows 10の電卓アプリがiOS/Android/WebAssemblyで動作 ~「Uno Calculator」が公開

C#/XAMLを利用したクロスプラットフォームフレームワーク“Uno Platform”へ移植

「Uno Calculator」(「Microsoft Edge」で実行したWebAssembly版)

 加nventiveは6月25日(現地時間)、電卓アプリ「Uno Calculator」をリリースした。今年3月に“GitHub”でオープンソース化されたWindows 10の「電卓」アプリを同社のクロスプラットフォームライブラリ“Uno Platform”へ移植したもので、モバイル(iOS/Android)とWeb(WebAssembly)で利用できる。現在、iOSアプリとAndroidアプリをそれぞれのアプリストアから無償でダウンロード可能。Web版は“calculator.platform.uno”で体験できる。

 “Uno Platform”は、単一のC#/XAMLコードベースでデスクトップ・モバイル・Webアプリを開発できるオープンソースのフレームワーク(ライセンスは“Apache 2.0”)。今回リリースされた「Uno Calculator」は、この“Uno Platform”のポテンシャルを実証するデモアプリだ。

 Windows 10の「電卓」アプリはC++/XAMLで開発されているが、同社はその一部をC#に置き換えて、“Uno Platform”によるクロスデバイス対応を実現した。ユーザーインターフェイスを記述するXAMLコードはほぼそのまま流用されているので、見た目はWindows 10の「電卓」アプリと変わらない。単純な数値計算だけでなく、関数電卓機能やプログラマー向け機能、日付の計算、通貨や度量衡などのコンバーター(換算機能)も利用できる。

「Uno Calculator」をiPadで実行。単純な計算だけでなく、関数電卓機能やプログラマー向け機能、日付の計算、通貨や度量衡などのコンバーターも利用できる