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「Ubuntu」でWindows 10の「電卓」が動作! ~Raspberry Piにもインストール可能

「Uno Platform」でLinux移植。パッケージ管理システム「Snap」で手軽に導入できる

「Ubuntu」で動作する「Windows 10」の「電卓」アプリ

 オープンソース化された「Windows 10」の「電卓」アプリが、パッケージ管理システム「Snap」で「Ubuntu」にインストールできるようになったようだ。英Canonicalが10月15日付けで公開した公式ブログで紹介されている。

 「Windows 10」の「電卓」アプリは昨年3月にオープンソース化されたが、その3カ月後にC#/XAMLアプリをクロスプラットフォームで動作させるライブラリ「Uno Platform」を利用してiOS/Android/WebAssemblyに移植された(「Uno Calculator」)。その後、8月リリースの「Uno Platform 3.0」でLinuxがサポートされたため、「電卓」アプリもLinuxで動作するようになったというわけだ。

 「Ubuntu」で「Snapd」がインストールされていれば、以下のコマンドで簡単に「電卓」アプリをインストール可能。Linux上の「Uno」アプリはレンダリングエンジン「Skia」で描画され、「GTK」シェルを通じて「Ubuntu」デスクトップに統合される。

snap install uno-calculator

 興味深いのは「Uno」と「Snap」がx86だけではなく、ARMもサポートする点だ。そのため、“Raspberry Pi”上の「Ubuntu」で「電卓」アプリを動かすこともできるという。