やじうまの杜
「CUIのような操作感」を謳うプログラマー向けの電卓アプリ「Calctus」がユニーク
組み込み定数・関数、変数、シンタックスハイライト、逆ポーランド記法などにも対応
2023年4月25日 14:50
「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
「CUIのような操作感」を謳うプログラマー向けの電卓アプリ「Calctus」が、なかなかユニークで面白そうです。
CUIのような操作感のプログラマ向けWindows用電卓「Calctus」を公開していますhttps://t.co/lwWnCfN0Ow#shapolabpic.twitter.com/ii6Fs7TxmP
— シャポコ🌵 (@shapoco)April 23, 2023
「Calctus」はパッと見、ぜんぜん電卓アプリには見えませんが、各行にテキストで数式を入力していくとそれが評価され、「=」(等号)の右側に結果が表示されます。「+」や「-」といった演算子がシンタックスハイライト(構文色分け)されるのも見やすいですね。フォントが気に入らない場合も、設定画面でカスタマイズできるので問題はないでしょう。FiraCodeなどのプログラマー向けフォントと組み合わせて利用するのもいいかもしれませんね。
また、「Calctus」には多くの定数や関数がプリセットされており、指数関数や三角関数、最大公約数と最小公倍数、円周率なども扱うことができます。変数に数値を割り当てたり、[F8]~[F12]キーで基数を切り替えて、計算結果を2進数や16進数で受け取れるところなどは、プログラマー向けだと感じさせます。文字コードや日時、カラーコードも扱えるので、ちょっとしたデータ変換にも役立ちそう。
最新版では分数や逆ポーランド記法も扱えるとのことなので、興味のある方はぜひ試してみてください。
「Calctus」は、「GitHub」でホストされているオープンソースプロジェクト(ライセンスは「MIT」)。編集部にて、Windows 11で動作を確認しています。まだベータ版という扱いで、ダウンロード数も少ないため「SmartScreen」による警告が発せられますが、内容に問題はなさそうです。
ソフトウェア情報
- 「Calctus」
- 【著作権者】
- shapoco 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 11で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.1.8393.27589-beta(22/12/26)