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「電卓」がARM64対応、「メディア プレーヤー」には「Clipchamp」連携が追加

まずはDev版Windows 11から展開

Windows 11の最新プレビュー版「Windows 11 Insider Preview」Build 25197がDevチャネルでリリース

 米Microsoftは9月8日(現地時間)、Windows 11の最新プレビュー版「Windows 11 Insider Preview」Build 25197(rs_prerelease)をリリースした。「Windows Insider Preview Program」のDevチャネルに参加しているユーザーは、「Windows Update」からアップグレードが可能。「Windows 電卓」アプリと「Windows メディア プレーヤー」アプリのアップデートも併せてアナウンスされている。

Windows 電卓(v11.2208.1.0)

 「電卓」アプリでは、ARM64がネイティブサポートされた。これまではARM64環境でもARM32ビルドが実行されていたが、v11.2208.1.0からはARM64ビルドが利用可能になる。若干ではあるが「Surface Pro X」などのARM64 CPU搭載デバイスでパフォーマンスとバッテリー持続時間の改善が期待できるだろう。

これまではARM64環境でもARM32ビルドが実行されていた

Windows メディア プレーヤー(v11.2208.22.0)

 「メディア プレーヤー」アプリでは、「Clipchamp」連携が追加。ビデオファイルの再生中に画面右下の[…]メニューから[Clipchamp で編集]コマンドを選択すると、当該ビデオファイルを「Clipchamp」で開くことができる。[Clipchamp で編集]コマンドはライブラリビューのサムネイルから利用することも可能。

ビデオファイルの再生中に画面右下の[…]メニューから[Clipchamp で編集]コマンドを選択
当該ビデオファイルを「Clipchamp」で開くことができる
[Clipchamp で編集]コマンドはライブラリビューのサムネイルから利用することも可能

 「メディア プレーヤー」アプリはWindows 10標準の音楽再生アプリ「Groove ミュージック」アプリの後継だが、最近では動画再生機能の充実も図られている。ゆくゆくは「映画 & テレビ」アプリに代わってデフォルトのビデオ再生アプリとなる見込みだ。今回追加された「Clipchamp」連携も、そうした取り組みの一環といってよいだろう。

 「Clipchamp」はMicrosoftが買収したオンラインビデオ編集ソフトで、ローカルアプリのように動作するPWA版は、新しいWindows標準の動画編集ソフトと位置付けられている。