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一度撤回されたタブレット専用タスクバーを再導入 ~Dev版Windows 11 Build 25197

「設定」アプリのナビゲーションも楽しく

「Windows 11 Insider Preview」Build 25197(rs_prerelease)がDevチャネルでリリース

 米Microsoftは9月8日(現地時間)、Windows 11の最新プレビュー版「Windows 11 Insider Preview」Build 25197(rs_prerelease)をリリースした。「Windows Insider Preview Program」のDevチャネルに参加しているユーザーは、「Windows Update」からアップグレードが可能。

 本ビルドでは、タブレットに最適化されたタスクバーとシステムトレイ(タスクトレイ)のアップデートが再導入され、一部環境からロールアウトされた。以前にテストされていたが、一度撤回されていたものだ。

 この新しいタスクバーは、タブレットPCや2-in-1デバイスでのみ利用可能。ラップトップやデスクトップPCでは動作しない。PCがタブレットモードになったことを検知すると、タスクバーのボタンがタッチしやすいように大きくなり、不要になると細く畳まれる。

タブレットに最適化されたタスクバーとシステムトレイ

 このほかにも、タスクトレイのフォーカスとホバー処理がアップデートされた。タスクバーと同様に近代化され、角に丸みを帯びたデザインになるという。「設定」アプリではナビゲーションの際にアイコンがアニメーションするようになった(段階的に提供)ほか、Build 25179で導入された仮想キーボード入力の改善がブラッシュアップされているとのこと。

「設定」アプリではナビゲーションの際にアイコンがアニメーションするように

 なお、これらの改善は製品版に組み込まれず、そのままお蔵入りするケースもある。また、本ビルドには以下に代表される既知の問題があるので、導入を考えている場合は注意したい。

  • 最新のフライトにアップグレードすると、一部で音声が機能しなくなるという報告を調査中
  • 最近のビルドでいくつかのアプリがクラッシュする報告を調査中
  • 特定のゲームでマウスを動かすとバグチェック(BSoD)が発生するという報告を調査中
  • 一部環境でPCを起動するたびに「OneDrive」セットアップが許可を求めてくるという報告を調査中

 「Easy Anti-Cheat」を使用した一部のゲームで発生していた問題は解決されたようだ。