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Apple、「iOS 12.4.1」をリリース ~カーネルの脆弱性を修正、“脱獄”にも対策か

「tvOS 12.4.1」「watchOS 5.3.1」「macOS Mojave 10.14.6 Supplemental Update」も公開

Apple、「iOS 12.4.1」を正式リリース

 米Appleは8月26日(現地時間)、「iOS 12.4.1」を正式リリースした。iPhone 5sおよびそれ以降のiPhone、iPad Airおよびそれ以降のiPad、第6世代iPod touchに対応しており、現在[設定]アプリの[一般]-[ソフトウェアアップデート]画面から無償でアップデートできる。

 本バージョンは、重要なセキュリティ問題への対応と安定性の改善を含むアップデート。すべてのユーザーに対し、適用が推奨されている。

 「iOS 12.4.1」で修正された脆弱性は、CVE番号ベースで1件。“Google Project Zero”によって報告されたカーネルのメモリ解放後使用(use-after-free)の欠陥(CVE-2019-8605)が解決された。悪意のあるアプリケーションがシステム権限で任意のコードを実行できる可能性があり、注意が必要だ。

 また、追加で@Pwn20wndへの謝意が表明されている。氏はiOSのセキュリティをバイパスしてAppleの認可を受けていないアプリを動作可能にする、いわゆる“脱獄(Jailbreak)”ツールを開発しており、本バージョンではそれへの対策も行われているようだ。

 そのほかにも、同日付けで「tvOS 12.4.1」「watchOS 5.3.1」「macOS Mojave 10.14.6 Supplemental Update」がリリースされている。「tvOS」と「macOS Mojave」の修正内容は「iOS 12.4.1」と同じ。「watchOS 5.3.1」はCVE番号が割り振られた脆弱性の修正はないものの、セキュリティに関連する問題が修正されているようだ。