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「Chromium」ベースの新しい「Microsoft Edge」もゼロデイ脆弱性への対策を完了

v80.0.361.62への更新を。「Google Chrome」は1日前に修正版がリリース済み

安定版「Microsoft Edge」v80.0.361.62

 米Microsoftは2月25日(現地時間、以下同)、「Chromium」ベースの新しい「Microsoft Edge」安定版をアップデートした(v80.0.361.62)。脆弱性を修正したセキュリティアップデートとなっている。

 本バージョンでは「Chromium」がv80.0.3987.122へとアップデートされ、ストリームの範囲外メモリアクセス(CVE-2020-6407)とスクリプトエンジン「V8」における型混乱(CVE-2020-6418)のセキュリティ欠陥が修正された。深刻度はいずれも同社基準で4段階中上から2番目の“High”と評価されている。

 なかでも“CVE-2020-6418”は、すでに悪用が確認されているとのことで警戒が必要だ。本脆弱性はデスクトップ向け「Google Chrome」にも影響し、24日付けでリリースされたv80.0.3987.122で対策が講じられている。

 新しい「Microsoft Edge」はWindows/Macに対応しており、現在公式サイトから無償でダウンロード可能。手動で導入しなくてもいずれ現行の「Microsoft Edge」と置き換えられるが、日本では確定申告シーズンであることに配慮して4月1日以降、順次開始される予定だ。

 すでに新しい「Microsoft Edge」を利用中の場合は、自動で更新されるため何もする必要はない。手動で更新したい場合は、画面右上のメニュー(“…”アイコン)から[ヘルプとフィードバック]-[Microsoft Edge について]画面(edge://settings/help)へアクセスするとよい。新しい「Microsoft Edge」のアップデートは他のMicrosoft製品の月例更新とは切り離されており、必要に応じて随時提供される