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「Firefox」を更新すると検索エンジンが消失する不具合 ~修正版のv78.0.1が公開

セキュリティ情報も公開。v78.0で修正された脆弱性はCVE番号ベースで13件

「Firefox」v78.0.1

 Mozillaは7月1日(米国時間)、デスクトップ向け「Firefox」の最新版「Firefox」v78.0.1を正式公開した。メジャーアップデートとなるv78.0が昨日リリースされたばかりだが、古いバージョンからアップグレードする際にインストール済みの検索エンジンが消失する不具合が発見されたという。自動更新機能が一時停止されていたのもこれが原因のようだ。

 問題が発生した「Firefox」では、アドレスバーや新規タブ多面で検索キーワードの自動補完が機能しなくなったり、“今回だけ使う検索エンジン”になにも表示されなくなることがあるという。検索エンジンなどが保存された“IndexDB”をアップグレードする処理に問題があったようだが、現在は解消されている。また、「Firefox」を新規にインストールした場合はこの問題の影響を受けることはない。

「Firefox」のWeb検索機能

 また、v78.0で修正されたセキュリティ問題の詳細も公開された。Mozillaが公開したセキュリティ情報によると、今回修正された脆弱性はCVE番号ベースで13件。深刻度の内訳は、Mozillaの基準で4段階中上から2番目の“High”が7件、上から3番目の“Moderate”が4件、最低の“Low”が2件となっている。

 デスクトップ版「Firefox」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 7/8/10に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。すでにインストール済みの場合は、自動更新機能で最新版へアップデート可能。メインメニューから[ヘルプ]-[Firefox について]ダイアログへアクセスすれば、手動でも更新できる。