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インターネットラジオ局にも使える ~無償メッセージングアプリ「Telegram Desktop 2.7」

音声チャットを録音・公開する機能や、挙手したリスナーを指名する機能も

「Telegram Desktop」v2.7

 無償メッセージングアプリ「Telegram Desktop」の最新版v2.7.0が、3月19日に公開された。Windows向けデスクトップアプリは現在、公式サイト“telegram.org”からダウンロード可能。“Microsoft Store”からも入手できる。なお、現在の最新版は21日に公開されたv2.7.1。

 「Telegram Desktop 2.7」の目玉は、グループやチャンネルで音声チャットが制限なく利用できるようになったこと。何百万人ものライブリスナーをボイスチャットでホストでき利用になったので、インターネットラジオ局のように運用することも可能だ。

 また、こうした運用を支援するための楽しい機能もいくつか追加されている。

 1つ目は、管理者が音声チャットを録音・保存する機能だ。録音が終了すると、オーディオファイルが保存済みメッセージとして即座に公開される。フォロワーがライブイベントを聞き逃しても、あとでチェックできるようになる。チャットが録音されているかどうかは、タイトルの横にある赤い点で確認が可能だ。

 2つ目は、手を挙げる機能だ。これは参加者がミュートされているチャットで利用可能で、リスナーが挙手すると管理者に通知が送られる。管理者はトークショーのように聴衆を指名しながら、番組を進行できる。

 そのほかにも、聞き手と話し手で別々にボイスチャットの招待リンクを作成できるようになった。ボイスチャットのタイトルを変更して、現在のトピックをわかりやすくする機能も導入されている。

 「Telegram」は、ロシア・サンクトペテルブルク生まれのチャットサービス。当局からの検閲から逃れ、自由なコミュニケーションを実現するため、セキュリティとプライバシーにとことんこだわっているのが特徴だ。デスクトップ(Windows/Mac/Linux)以外にも、モバイル(iOS/Android)でも利用できる。

ソフトウェア情報

「Telegram Desktop」
【著作権者】
Telegram Messenger LLP
【対応OS】
Windows/Mac/Linux(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.7.1(21/03/21)