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Androidの2021年6月セキュリティ更新 ~システムに任意コード実行の欠陥が2件

先月対処された4つのゼロデイ脆弱性にも警戒を

Androidの月例セキュリティ情報

 米Googleは6月7日(現地時間)、Androidの月例セキュリティ情報を発表した。今回公表されたセキュリティ情報の内容は、少なくとも1カ月前にパートナーへ通知済み。いずれ各社からアップデートが提供されるはずだ。

 今月のセキュリティパッチは通例に従い「2021-06-01」と「2021-06-06」の2本立てとなっており、過去に実施された脆弱性の修正も含まれている。「Android 10」以降を搭載したデバイスはセキュリティアップデートに加え、「GooglePlay」システムのアップデートを受け取る場合があるので注意したい。

セキュリティ パッチレベル「2021-06-01」

 「2021-06-01」は、対応に時間のかかるカーネルコンポーネントや特定ベンダー向けの一部修正を省いたサブセット。Androidパートナーが迅速にユーザーへアップデートを提供できるよう、あえて分割されている。

 今月はAndroid ランタイムで1件、フレームワークで1件、メディアフレームワークで4件、システムで8件の脆弱性が対処された。なかでもシステムコンポーネントで修正された2件の脆弱性は、深刻度が「Critical」と評価されており警戒が必要。特別に細工された送信を使用してリモートの攻撃者が特権プロセスのコンテキスト内で任意のコードを実行できる可能性がある。

 なお、今月の「GooglePlay」システムのアップデート(Project Mainline)にはセキュリティ修正は含まれていない。

セキュリティ パッチレベル「2021-06-06」

 「2021-06-06」は、すべての脆弱性修正を含んだ完全版。「2021-06-01」での修正に加えフレームワークで1件、システムで3件、カーネルコンポーネントで2件、MediaTekのコンポーネントで9件、Qualcommのコンポーネントで1件の脆弱性が修正された。Qualcommのクローズドソースコンポーネントでも、深刻度「Critical」3件を含む多くの脆弱性が修正されている。

 また、先月のアップデートでは4つのゼロデイ脆弱性が対処されている。まだパッチを適用していないユーザーは、できるだけ早く最新版へ更新したい。