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Windowsの2021年10月パッチに「GDI+」のレンダリング問題 ~2021年11月の月例パッチで解決
Windows 11を含むWindows 7/Server 2008以降に広く影響
2021年11月10日 12:32
米Microsoftは11月9日(現地時間)、2021年10月の月例更新プログラム以降のパッチを適用したWindows環境で発生していた問題について発表した。一部アプリ内のUI要素や描画が期待通り機能しない問題が発生していたが、同日付けでリリースされた2021年11月の月例パッチで解決されている。
この問題は「GDI+」に関連しており、1インチあたりのドット数(DPI)や解像度が高いディスプレイでアプリがスケーリングを利用していたり、幅ゼロのペンオブジェクトを使用した場合に発生する。影響するOSは以下の通りで、幅広いバージョンで発生しうる。
- Windows 11 バージョン 21H2
- Windows 10 バージョン 21H1
- Windows 10 バージョン 20H2
- Windows 10 バージョン 2004
- Windows 10 バージョン 1909
- Windows 10 バージョン 1809
- Windows 10 Enterprise LTSC 2019
- Windows 10 バージョン 1607
- Windows 10 Enterprise 2015 LTSB
- Windows 8.1
- Windows 7 SP1
- Windows Server 2022
- Windows Server バージョン 20H2
- Windows Server バージョン 2004
- Windows Server バージョン 1909
- Windows Server バージョン 1809
- Windows Server 2019
- Windows Server 2016
- Windows Server 2012 R2
- Windows Server 2012
- Windows Server 2008 R2 SP1
- Windows Server 2008 SP2
2021年11月の月例パッチではこの問題のほかにも、ゼロデイ脆弱性を含むさまざまな問題が修正されている。できるだけ早めの適用をお勧めする。