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Windows 10/11でVPNに接続できない問題が発生中

2022年1月のセキュリティパッチが原因で特定のIPSEC通信が失敗してしまう

同社のドキュメントページ

 米Microsoftは1月13日(現地時間)、2022年1月の月例セキュリティアップデートを適用したWindows 10/11環境で、ベンダーIDを含むIPSEC通信に失敗する現象が発生していることを明らかにした。L2TP(Layer 2 Tunneling Protocol)やIPSEC IKE(IP Security Internet Key Exchange)を用いたVPN接続も影響を受ける可能性があるという。

 この問題が影響するプラットフォームは、以下の通り。

  • Windows 11 バージョン 21H2
  • Windows 10 バージョン 21H2
  • Windows 10 バージョン 21H1
  • Windows 10 バージョン 20H2
  • Windows 10 バージョン 1909
  • Windows 10 バージョン 1809
  • Windows 10 Enterprise LTSC 2019
  • Windows 10 Enterprise LTSC 2016
  • Windows 10 バージョン 1607
  • Windows 10 Enterprise 2015 LTSB
  • Windows Server 2022
  • Windows Server バージョン 20H2
  • Windows Server 2019
  • Windows Server 2016

 同社は現在、原因を調査中。回避策としてサーバー側の設定でベンダーIDを無効化する方法が案内されているが、すべてのVPNサーバーにベンダーIDを使用しないオプションが用意されているわけではなく、Microsoftやベンダーによる対応が待たれる。