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無料の定番メーラー「Thunderbird 91.6.1」が公開 ~深刻度「High」の脆弱性1件を修正

メッセージの処理時に境界外へ書き込みできてしまう可能性

「Thunderbird」v91.4.1

 オープンソースのメールソフト「Thunderbird」の最新版v91.6.1が、2月15日(米国時間)に正式公開された。不具合とセキュリティの修正が中心のメンテナンスアップデートとなっている。

 本バージョンでの変更点は、「Thunderbird」で生成された会議の招待状を開いた際に、ビューがデフォルトで拡張されるようになったことだ。

 また、修正された箇所は以下の通り。

  • 一部の条件下で起動時にメールがダウンロードされなかった
  • CalDAV接続の[セキュリティ例外の追加]ダイアログにポート番号が表示されなかった

 脆弱性の修正は1件で、深刻度の評価はMozillaの基準で2番目に高い「High」。攻撃者が細工を施したメールを作成して、メッセージの処理時に境界外へ書き込みできてしまう可能性があるという。

 「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、Windows版はWindows 7/8/10で利用可能。編集部でWindows 11での動作も確認した。現在、公式サイト「thunderbird.net」からダウンロードできるほか、Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロード可能。すでに利用している場合は、自動更新機能でアップデートされる。