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PC/MacからAndroid端末を操作できるツール「scrcpy」、HID/OTGをサポート
Linuxだけでなく、Windows/Macでも利用可能に
2022年2月25日 06:45
PC/MacからAndroid端末を操作できるツール「scrcpy」が、2月23日にv1.23へとアップデートされた。本バージョンではHID/OTGがすべてのプラットフォームでサポートされている。
「scrcpy」は、USB/Wi-Fi接続されたAndrod端末の画面をPCで表示・操作できるアプリケーション。コマンドラインオプションを指定すれば表示のカスタマイズ(拡大・縮小・回転など)や、操作の録画が可能で、動作も軽快だ。ドラッグ&ドロップでアプリ(APK)のインストールやファイルのコピーも行える。現在、「GitHub」のプロジェクトページから無償でダウンロード可能。Windows/Mac/Linuxに対応しており、ライセンスは「Apache License 2.0」。
最新版の目玉は、HID/OTGがLinuxだけでなく、Windows/Macでも利用できるようになったこと。つまり、PCに接続されているマウスやキーボード(HID:Human Interface Device)を、Androidデバイスに直接USB接続(USB On-The-Go)されているかのように扱うことができる。
以下の起動オプションで「scrcpy」を接続すると、Androd端末のスクリーンは表示されず、代わりに「scrcpy」のロゴだけが表示されたウィンドウが表示される。このウィンドウがキーボード・マウスのHID入力イベントを受け取ると、それがAndroidデバイスに転送され、操作可能となる。
scrcpy --otg --hid-keyboard --hid-mouse
そのほかにも、bash/zshの補完スクリプトを追加。起動オプションが拡充された(--no-cleanup/--printf-fps)。また、v1.22で壊れていたFPSカウンターが修正されているという。
ソフトウェア情報
- 「scrcpy」
- 【著作権者】
- Genymobile
- 【対応OS】
- Windows/Mac/Linux(編集部にてWindows 11で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.23(21/02/23)