ニュース

「Microsoft Edge」v100.0.1185.36がリリース ~「V8」の型混乱脆弱性に対処

「Microsoft Edge」v100.0.1185.36

 米Microsoftは4月7日(現地時間)、デスクトップ向け「Microsoft Edge」の最新安定(Stable)版v100.0.1185.36を公開した。脆弱性に対処したセキュリティアップデートとなっている。

 修正内容は先日リリースされた「Google Chrome」v100.0.4896.75と同じで、スクリプトエンジン「V8」における型混乱(Type Confusion)の脆弱性(CVE-2022-1232)が修正されている。

 このタイプの脆弱性は一般的にメモリ破損を引き起こし、プログラムの異常終了や任意のコード実行に悪用される可能性がある。深刻度の評価は、4段階中上から2番目の「High」。攻撃例は報告されていないようだが、できるだけ早めの対処を心掛けたい。

 デスクトップ版「Microsoft Edge」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在公式サイトから無償でダウンロード可能。すでに「Microsoft Edge」を利用中の場合は、自動で更新されるため何もする必要はない。手動で更新したい場合は、画面左上のメニュー([…]アイコン)から[ヘルプとフィードバック]-[Microsoft Edge について]画面(edge://settings/help)へアクセスするとよい。すぐにアップデートを受け取れない場合もあるので、その場合は時間をおいて再度試してみてほしい。