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「Google Chrome」に17件の脆弱性、最高深刻度は「High」

Windows環境にはv115.0.5790.170/.171が、Mac/Linux環境にはv115.0.5790.170が順次展開

「Google Chrome」にアップデート。Windows環境にはv115.0.5790.170/.171が展開中

 米Googleは8月2日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の安定(Stable)版をアップデートした。Windows環境にはv115.0.5790.170/.171が、Mac/Linux環境にはv115.0.5790.170が順次展開される。

 今回のリリースは、17件の脆弱性を修正したセキュリティアップデート。CVE番号が公表されている脆弱性は11件で、スクリプトエンジン「V8」の型混乱やビジュアルのヒープバッファオーバーフロー、「WebGL」「ANGLE」のメモリ管理問題、各部で発見された解放後メモリ利用(Use after free)の欠陥などが対処された。深刻度の内訳は「High」が9件、「Medium」が2件となっている。

 また、内部監査やファジングで発見された不具合も修正されているとのこと。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、Windows 10/11に対応している。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)にアクセスすれば手動でアップデート可能。アップデートを完全に適用するには、「Google Chrome」の再起動が必要だ。