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Windowsでも「Adobe PostScript Type1」フォントが非推奨に

Adobeは2023年1月にサポートを終了済み

公式サポートページにおけるアナウンス

 米Microsoftは8月5日(現地時間)、Windowsで「Adobe PostScript Type1」フォントを非推奨とすると発表した。

 「Type 1」(PS1、T1、Multiple Master、MMとも)は1984年、Adobeが「PostScript」のために開発・発表したフォント形式。「PostScript」対応のDTPソフトやプリンターとともに広く普及したが、同社が1996年、より汎用性の高い「OpenType」フォントを製品で採用するようになってからは使われなくなっていた。Adobeによる対応も2023年1月に打ち切られており、ほとんどのWebブラウザーとモバイルOSはすでに「Type 1」フォントをサポートしていない。

 Windows 10/11では依然「Type 1」フォントを利用できるが、将来バージョンのリリースでは使えなくなる見込み。Microsoftは「Type 1」フォントへの依存を避けるよう呼び掛けている。

「設定」アプリの[個人用設定]-[フォント]ページ

 現在インストールされているフォントを確認するには、「設定」アプリの[個人用設定]-[フォント]ページへアクセスする。「Type 1」フォントの削除でアプリが動作しなくなった場合は、アプリのベンダーまたはAdobeへ問い合わせるとよいだろう。