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PDF編集機能を強化した「ChromeOS 127」が安定版に ~読み上げ不能要素もAIでカバー
ビデオ会議のDLC、Bluetoothヘッドセットの通話コントロール、音声読み上げなども改善
2024年8月15日 15:10
米Googleは8月15日(日本時間)、「ChromeOS M127」を発表した。「ChromeOS M127」ではPDF機能を中心に、多くの新機能や改善が行われている。
本バージョンでは組み込みアプリ「ギャラリー」で、PDFドキュメントに含まれるページを削除したり、順番を入れ替えたりできるようになった。
また、バックグラウンドでOCR AIリーダーを起動し、スクリーンリーダーで読み取れない要素をテキストとして認識・抽出し、スクリーンリーダーで読み上げられるようになっているとのこと。視覚にハンデを抱えたユーザーでもアクセスできる要素が増え、アクセシビリティが改善される。
そのほかの改善
そのほかにも、「ChromeOS M127」には以下の改善が含まれている。ただし、一部機能は段階的にロールアウトされる。すぐには利用できないことがあるので注意したい。
- ChromeOS ビデオ会議のダウンロードコンテンツ(DLC)拡充:ノイズ キャンセル、ライブ キャプション、リライティング、ぼかしのステータス インジケーターなどを追加
- Bluetoothヘッドセットの通話コントロールボタン:互換デバイスで通話の応答、拒否、終了、マイクのミュートなどが可能に
- ファームウェア更新アプリの改善:周辺機器の取り外しと再接続など、更新中にユーザー操作を必要とする周辺機器の更新をサポートするように
- 音声読み上げモードの改善:「Read Aloud」によりテキスト音声の読み上げが高品質に
- 「Google Classroom」のカレンダーウィジェット統合:ホーム画面からワンクリックでカレンダーウィジェットを追加し、今後の課題をすばやく確認
「ChromeOS」のアップデートは、一部の環境から順次展開される。アップデートできるようになると、「設定」画面の[ChromeOS について]画面から適用が可能だ。