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「Chromium」の脆弱性に対処した「Microsoft Edge」更新、サイドバーは基本OFFに

v129.0.2792.65への更新を

「Microsoft Edge」v129.0.2792.65

 米Microsoftは9月26日(現地時間)、デスクトップ向け「Microsoft Edge」v129.0.2792.65を安定(Stable)チャネルでリリースした。サイドバーに若干の変更が加えられ、サイドバーを非アクティブにしているユーザーと新規の「Edge」ユーザーの場合、サイドバーはOFFとなる(アクティブにしているユーザーに変更はない)。もしサイドバーを使いたい場合は、[設定]-[サイドバー]ページで再び有効化できる。

[設定]-[サイドバー]ページ(edge://settings/sidebar)

 加えて、「Chromium」がv129.0.6668.71へと更新された。以下の4件の脆弱性が修正されている。

  • CVE-2024-9120:Use after free in Dawn
  • CVE-2024-9121:Inappropriate implementation in V8
  • CVE-2024-9122:Type Confusion in V8
  • CVE-2024-9123:Integer overflow in Skia

 深刻度の評価は、いずれも4段階中上から2番目の「High」。悪用の報告はない。

「Chromium」がv129.0.6668.71に

 デスクトップ版「Microsoft Edge」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在公式サイトから無償でダウンロード可能。すでに「Microsoft Edge」を利用中の場合は、自動で更新されるため何もする必要はない。手動で更新したい場合は、画面右上のメニュー([…]アイコン)から[ヘルプとフィードバック]-[Microsoft Edge について]画面(edge://settings/help)へアクセスするとよい。また、従来よりもわかりやすくしたアップデートインジケーターも展開中だ。