NEWS(09/08/10 14:08)
Webとの連携を高めたビデオ編集ソフト「PowerDirector 8」の体験版が公開
デュアルモニター対応やハードウェア支援によるレンダリングなど編集機能も向上
サイバーリンク(株)は7日、ビデオ編集ソフト“PowerDirector”シリーズの最新版となる「PowerDirector 8」の体験版を公開した。Windows XP/Vista/7に対応しており、30日間試用可能。現在、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
「PowerDirector 8」では、動画の編集機能をさらに強化。最大で16トラックの動画、4トラックの音声を扱えるようになったほか、動画の中へ別の動画を埋め込めるPiP(Picture-in-Picture)機能では、最大9トラックまでの動画を同時に埋め込み可能になった。
さらに、動画へ雪や粒子が舞うような効果を挿入できる“パーティクル”エフェクトなどが新たに追加された。これらのエフェクトのレンダリングには、NVIDIAの“CUDA”技術などをはじめとする各種ハードウェア支援機能が利用可能で、ビデオのレンダリングがさらに高速に行えるようになっている。
また、タイムライン上で動画のカット&ペーストに対応するなど、編集機能の使い勝手にも磨きがかかっている。とくに、デュアルモニター環境では、プライマリモニターへ編集画面を表示し、セカンダリモニターで動画のプレビュー画面を出力といった使い方ができるようになったのが便利。また、同社製のDVDプレイヤーソフト「PowerDVD」でも採用されている“TrueTheater”技術により、リアルタイムで自動的に画質を補正する機能も搭載された。
そのほか、各種Webサービスとの連携機能も強化された。“YouTube”“Facebook”などのサイトへHD画質で動画をアップロード可能になったほか、同社が運営するクリエイター向けのSNS“DirectorZone”と連携し、ほかのユーザーが作ったエフェクトやテンプレートをダウンロードしたり、自分が作成したエフェクトやテンプレートをアップロードできる。
さらに、“YouTube”と“DirectorZone”を連携させて、作成した動画とそのタイムラインを共有することも可能。“DirectorZone”へ動画のタイムライン、“YouTube”へ完成した動画をアップロードすれば、“DirectorZone”のWebページ上で“YouTube”へアップロードした動画を再生しながらタイムラインを鑑賞できるという仕組み。気になる動画が、どのようなタイミングでどのように動画を配置し、どんなエフェクトをかけているのかといった、クリエイターの“手の内”を知ることができるのは楽しいし、自分の動画作成に役立てることもできるだろう。
なお、体験版では、作成した動画の冒頭5秒に透かしロゴが入るほか、iPod/PSPへのファイルエンコードが50回に制限される、同梱される各種テンプレートの一部が省略されているといった制限が設けられている。製品版の価格は、一通りの機能を備えた“Deluxe”版がダウンロード販売で9,200円(税込み)などとなっており、同社のWebサイト上などから購入可能。
- 【著作権者】
- サイバーリンク(株)
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- 体験版(製品版はダウンロード販売 9,200円(税込み)など)
- 【バージョン】
- 8(09/08/07)