NEWS(09/09/10 15:00)
Apple、ライブラリのネットワーク同期機能などを搭載した「iTunes」v9を公開
同梱の「QuickTime」もv7.6.4へバージョンアップ、H.264再生に伴う脆弱性などを修正
米Apple Inc.は10日、メディアプレイヤー「iTunes」の最新版となるv9.0.0を公開した。Windows XP/Vista/Vista x64に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。
今回のバージョンアップでは、画面デザインを一新するとともに、同日発表された新しい“iPod nano”“iPod Classic”や、“iPhone OS 3.1”以降をインストールした“iPod touch”“iPhone”との同期に対応した。また、楽曲だけでなくインタビューや歌詞などの付加コンテンツも同時再生できる特定のアルバム向けサービス“iTunes LP”“iTunes Extras”などの新しいサービスにも対応している。
さらに、ネットワーク関連の新機能として“ホームシェアリング”機能を搭載。これは最大5台までのPC間で、同じ“Apple ID”で紐付けられた複数の「iTunes」ライブラリを同期できるというもので、“iTunes Store”で購入したコンテンツを自動転送することも可能。
再生機能も強化されており、再生中の曲から似たようなテイストの楽曲を自動的に選択・再生できる“Genius Mix”機能を追加した。また、“iPod”との同期機能では特定のアーティストやジャンルを指定した楽曲同期に対応し、“Genius Mix”を同期対象として選択することもできる。そのほか、“iPhone”“iPod touch”のアプリケーションを管理する機能も改善されており、“iPhone”“iPod touch”上でのアプリケーションアイコンの配置を、「iTunes」上からドラッグ&ドロップ操作でカスタマイズできるようになった。
なお、同梱の「QuickTime」もv7.6.4へ更新された。「QuickTime」v7.6.4では、細工を施されたH.264/MPEG4動画を再生する際にバッファオーバーフローが発生し、任意コードが可能になる脆弱性などを修正している。
「iTunes」
- 【著作権者】
- Apple Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/Vista x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 9.0.0(09/09/10)
「QuickTime」
- 【著作権者】
- Apple Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 7.6.4(09/09/10)