NEWS(09/10/14 18:25)
Webブラウザー上で建物の3Dモデルを作成できる“Google ビルディング メーカー”
Googleの審査を通過した3Dモデルは「Google Earth」に採用される
米Google Inc.は13日(現地時間)、Webブラウザー上で実在する建物の3Dモデルを作成できるWebアプリ“Google ビルディング メーカー”を公開した。Windows 2000/XP/Vista上のIE7以降のほか、「Firefox」v2.0以降、「Google Chrome」v1.0以降に対応しており、動作には「Google Earth Plug-in」が必要。現在、同社のWebサイトから利用できる。
“Google ビルディング メーカー”は、3Dモデリングの知識がなくても簡単に建物の3Dモデルを作成できるWebアプリ。作成した3Dモデルは「Google Earth」用の3Dモデルライブラリ“Google 3D ギャラリー”へ投稿できるほか、Googleの審査を通過したものは「Google Earth」上の標準3Dモデルとして採用されるという。
3Dモデルを作成するには、本アプリ上の“Google マップ”から作成したい建物を選択し、選択した建物を複数の角度から空撮した写真に合わせて直方体などのワイヤーフレームの頂点を指定するだけ。複数の直方体などを組み合わせることもでき、作成した立体には、自動で写真に写った建物がテクスチャーとして適用される仕組み。
作成した3Dモデルは“Google 3D ギャラリー”へ投稿されるため、“Google 3D ギャラリー”からKMZファイルとしてダウンロードできる。KMZファイルをダウンロードすれば、「Google SketchUp」でより細かな編集を行うことも可能だ。
なお、現在本アプリで3Dモデルを作成できる地域は、日本と北米、ヨーロッパの大都市などに限定されている。日本では、札幌や東京、名古屋、大阪、福岡といった都市の一部地域で3Dモデルを作成可能。