NEWS(09/10/22 17:53)
64bitアプリケーションで32bit用の動画コーデックを利用可能に「Proxy Codec64」
32bitから64bitへの移り変わりに伴う動画コーデックの悩みを解決する
動画キャプチャーソフト「アマレココ」などの作者として知られるamaman氏は22日、64bitアプリケーションで32bit用の動画コーデックを利用可能にする「Proxy Codec64」を公開した。Windows 7の64bit版に対応するフリーソフトで、現在同氏のWebサイトからダウンロードできる。
本日ついにWindows 7の発売が開始された。Windows Vista時代は、ハードウェアのドライバーが用意されていない、常用しているソフトが対応していないといった理由で、32bit版のOSを利用するユーザーが多いように思えたが、Windows 7が登場したことにより、今後は64bit版を利用するユーザーが増えていくのではないだろうか。
しかし、64bitアプリケーションでは、32bit用の動画コーデックを利用することができないため、たとえば動画編集ソフト「VirtualDub」の64bit版では、32bitコーデックである「AMV2/AMV3 ビデオ コーデック」を利用して作成された動画ファイルを読み込めないなど、32bitから64bitへの移行にはさまざまな問題がある。
「Proxy Codec64」は、64bitアプリケーションと32bitコーデックの中継役となるソフト。既存の32bitコーデックの多くに対応し、本ソフトに64bitアプリケーションで利用したいコーデックを登録しておくだけで、64bitアプリケーションから32bitコーデックを利用可能となる。本ソフトを介して作成した動画ファイルは、利用したコーデックがインストールされていれば、本ソフトが導入されていない32bit環境でも通常と同じように再生できる。
使い方は簡単で、本ソフトの設定画面にあるリストボックスから64bitアプリケーションで利用したいコーデックを選択し、チェックボックスをONにして[OK]ボタンを押すだけ。同作者製の動画コーデック「AMV2/AMV3 ビデオ コーデック」は、あらかじめPCにインストールされていれば自動で登録される仕組み。
また「Proxy Codec64」の公開に合わせて、Windows 7に対応した「AMV2/AMV3 ビデオ コーデック」の最新版v2.20g/3.00gも同日公開されている。
- 【著作権者】
- amaman 氏
- 【対応OS】
- Windows 7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.00(09/10/22)