NEWS(09/11/13 12:30)

1件の脆弱性と一部環境で起動しない問題を修正した「Google Chrome」v3.0.195.33

WindowsのDLL“t2embed.dll”にアクセスできない場合起動できない問題を修正

 米Google Inc.は12日(現地時間)、同社製Webブラウザー「Google Chrome」の最新版となるv3.0.195.33を公開した。本バージョンでは、レンダリングエンジン“WebKit”に存在する1件の脆弱性が修正された。なお、本脆弱性はその原因となるHTTPヘッダーをサポートするWebサーバーが多くないことなどから、ほとんどのユーザーには影響ないとして、深刻度は4段階中最低の“Low”とされている。

 また、Windowsのライブラリ“t2embed.dll”が存在しないか、同ファイルへのアクセスが制限されている場合に、本ソフトが起動できない問題が修正された。“t2embed.dll”には一時期脆弱性が存在し、マイクロソフトによりその回避策の1つとして同ファイルへのアクセスを拒否する方法が提示されていた。

 「Google Chrome」はWindows XP/Vistaに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、すでに本ソフトをインストールしている場合は、数日のうちに自動でアップデートされる仕組み。また、バージョン情報画面から[今すぐアップデート]ボタンを押すことで手動アップデートすることも可能。

【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.0.195.33(09/11/12)

(中村 友次郎)