NEWS(10/03/03 18:39)
フジテレビ、絵を一切描かずにマンガを作成できるソフト「MANGA GRILL」を公開
目・鼻・口などのパーツを組み合わせてキャラを作り、小道具とともにコマへ配置
(株)フジテレビジョンは3日、絵を一切描かずにマンガを作成できるソフト「MANGA GRILL」v1.0を公開した。Windowsなどに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaで動作確認した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作にはAdobe AIRが必要。
「MANGA GRILL」は、目・鼻・口などのパーツを組み合わせて作ったキャラクターを、小道具や背景、フキダシなどとともにコマの中へ自由に配置してマンガを作成できるソフト。キャラクターのパーツや小道具が大量に用意されており、絵が描けなくてもオリジナルのマンガを作成できるのが特長。作成したマンガは画像のほか、コマを紙芝居のように切り替える動画として書き出すこともできる。
キャラクターの作成は、目・鼻・口といった部位ごとにパーツを選択し、位置や大きさを整えることで行う。部位は、服や靴、帽子などの全身を編集できる上、ヒゲやシワ、小道具なども用意されている。
また、パーツをランダムに組み合わせてキャラクターを自動作成することも可能。作成したキャラクターは本ソフトに登録しておくほか、Twitterやmixi向けのサイズや任意サイズのJPEG/PNG画像として保存可能。
マンガはキャラクターと背景、小道具、フキダシ、テキストといったパーツを組み合わせて1コマずつ作成する仕組みで、パーツは位置や角度、大きさを自由に変更可能。また、集中線や描き文字などを含む“効果”パーツも用意されており、多彩なマンガ表現ができる。
キャラクターは上半身と下半身のポーズを切り替えることができ、走っているポーズや座っているポーズを作ることも可能。また、そのほかの各種パーツは任意の色を指定できるほか、“背景”パーツには任意の画像を読み込める。
さらに、テキストは縦書きと横書きを切り替えられるほか、左揃え・中央揃え・右揃えを選択することも可能。そのほか、台詞やキャラクター、背景などをランダムに組み合わせてマンガを自動作成する機能も備える。
作成したマンガは1コマや縦1列に並んだ4コマ、縦2列に並んだ8コマといった書式でJPEG/PNG画像に書き出せる。また、動画に描き出す際はアニメーションGIF形式とFLV形式を選択でき、動画を含むHTMLページとしての書き出しも可能。FLVをHTMLページとして書き出した際はFlash製のFLVプレイヤーも付属するため、Webサイトなどですぐに公開できる。
作成したキャラクターやマンガは、再編集可能な独自形式のファイルとして保存することが可能で、ほかの人とのコラボレーションも可能。また、作成したキャラクターやマンガは、デフォルトで登録されている本ソフトのマスコットキャラクター“トムヤンくん”を除いて、自由に複製・転載・配布が可能だ。
- 【著作権者】
- (株)フジテレビジョン
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows Vistaで動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0(10/03/03)