NEWS（10/03/16　19:03）

　米Microsoft Corporationは15日（現地時間）、さまざまなWebブラウザーに対応する動画や音声を利用したリッチコンテンツの実行環境「Silverlight 4」のリリース候補（RC）版を公開した。

　「Silverlight 4」は、前バージョンの「Silverlight 3」に比べ起動速度や動作速度を200％向上。Webカメラやマイクを利用したインターネット越しの音声・動画共有や、コピー＆ペーストやドラッグ＆ドロップによるデータのやり取り、ハードウェア支援による高速なズームやアニメーションの処理、マルチタッチでの操作などにも対応した。また、今年末にリリース予定の“Windows Phone 7 Series”にも採用されることが決定している。

　現在、「Silverlight 4」はWindows上の「Internet Explorer」「Firefox」「Google Chrome」で利用できるほか、Mac OS X上の「Safari」「Firefox」でも利用可能。開発者向けランタイムやソフトウェア開発キットなどを同社のWebサイトからダウンロードできる。

　また、“Silverlight 4”を利用したユーザーインターフェイスをデザインできる「Expression Blend 4」の英語ベータ版も、12日（現地時間）より同社のダウンロードセンターからダウンロード可能になっている。