NEWS(11/10/12 17:24)
Apple、“iTunes in the Cloud”を正式搭載した「iTunes」v10.5を公開
iOS 5に対応して無線LAN経由で楽曲などの同期が可能に
米Apple Inc.は11日(現地時間)、iOS機器と同期できるメディアプレイヤー「iTunes」の最新版v10.5.0.142を公開した。最新版の主な変更点は、Appleが提供するクラウドサービス“iCloud”を利用した同期機能“iTunes in the Cloud”を正式搭載したこと。
“iTunes in the Cloud”では、「iTunes」上で購入したiOSアプリやオーディオブックを、同じアカウントを利用しているほかのパソコンの「iTunes」やiPhone/iPadなどのiOS機器へ自動でダウンロード可能。たとえば、iPhoneをケーブルで接続しなくても、パソコン上の「iTunes」で購入したアプリがiPhoneにダウンロードされてすぐに利用できるようになる。
“iTunes in the Cloud”を利用するには、まず「iTunes」で[編集]メニューの[設定]項目から設定ダイアログを開き、“Store”画面の“自動的にダウンロード”エリアで“アプリケーション”や“ブック”チェックボックスをONにする。次に、iOS機器の設定画面の“Store”ページで同じようにチェックボックスをONにすることで自動ダウンロードが行える状態になる仕組み。
さらに、“iTunes Store”で以前購入したiOSアプリやオーディオブックを、追加料金を支払わずに複数のコンピューターやiPhone/iPad/iPod touchで再ダウンロードすることが可能となった。なお、米国内では購入した楽曲の自動ダウンロードや購入済み楽曲の再ダウンロードができるものの、現在日本国内では楽曲の自動ダウンロードなどには対応していない。
また、米国時間で12日に公開される予定のiOS 5に対応し、無線LAN経由で楽曲などの同期が可能になった。加えて、これまで同梱されていた「QuickTime」が同梱されなくなっている。
そのほか、バッファオーバーフローによりアプリケーションの強制終了やコードの実行が可能になる脆弱性など多数の脆弱性が修正されている。
「iTunes」は、Windows XP/Vista/7および64bit版のVista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。
- 【著作権者】
- Apple Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/Vista x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 10.5.0.142(11/10/11)