NEWS(12/01/20 15:07)
デスクトップ版「Adobe Flash Player 11.2」「Adobe AIR 3.2」のBeta 4が公開
GPUハードウェアアクセラレーションの利用に関する制限が緩和
米Adobe Systems Incorporatedは19日(現地時間)、デスクトップ向けの「Adobe Flash Player 11.2」および「Adobe AIR 3.2」のBeta 4を公開した。Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7などに対応するフリーソフトで、現在同社のラボサイト“Adobe Labs”からダウンロードできる。
「Adobe Flash Player 11.2」「Adobe AIR 3.2」は、クロスプラットフォームで動作するコンテンツ再生・アプリケーション実行環境「Adobe Flash Player」「Adobe AIR」の次期バージョン。マルチスレッドを活用した動画再生機能や、セキュリティ更新を容易にするバックグラウンドアップデート機能が搭載される。
今回公開されたBeta 4では、GPUハードウェアアクセラレーションの利用に関する制限が緩和された。これまでグラフィックドライバーが2009年1月1日以前に作成された古いものである場合、システムの安定性を優先するためハードウェアアクセラレーションが一律無効とされていたが、本バージョンではこの制限が2008年1月1日以前にまで緩和される。
同社によると、GPUベンターと協力してドライバーの互換性テストを進めており、動作しないものに関してはブラックリストに加えているという。今回の制限の緩和はこれを受けたもので、これまでのテストで互換性の確認がとれたものに関しては2008年当時のGPUでもハードウェアアクセラレーションの恩恵を受けられるようになる。
そのほか、新たに“スロットルイベント(ThrottleEvent)”が追加された。たとえば、Webブラウザーのタブがアクティブでない場合に、「FlashPlayer」がコンテンツ再生のフレームレートを低く設定する(スロットル)といった使い方が想定されているようだ。
「Adobe Flash Player」
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- Beta 4 11.2.202.183(12/01/19)
「Adobe AIR」
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7など
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- Beta 4 3.2.0.1720(12/01/19)