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Microsoft、デバッグツール「DebugDiag 2.0」を公開
解析エンジンが.NET Frameworkベースに
(2013/10/8 15:58)
米Microsoft Corporationは3日(現地時間)、デバッグツール「Debug Diagnostic Tool(DebugDiag)」の最新版「DebugDiag 2.0」を公開した。Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/Server 2008 R2/8/Server 2012に対応するフリーソフトで、現在同社のダウンロードセンターから英語版をダウンロードできる。
「DebugDiag」は、アプリケーションのハングアップやパフォーマンス低下、メモリのリークや断片化、ユーザーモードで動作するプロセスのクラッシュといった問題のトラブルシューティングに役立つツール。本来は「IIS」や「SharePoint」といった、再起動による安定性問題の解決が難しい、長期稼働が求められるサーバーコンポーネントのトラブルシューティングのために開発されたツールだが、一般のアプリケーションに役立てることも可能。メモリダンプを収集する「Collection」と、その分析を行う「Analysis」という2つのモジュールから成る。
「DebugDiag 2.0」では、「Analysis」モジュールが「.NET Framework 4」ベースへと書き直された。.NETコードから呼び出せるAPIが用意されたことにより、同梱の.NET製GUIアプリ「Rule Builder」(ベータ版)などを利用した解析ルールの開発が行えるようになる。そのほかにも、.NET Framework 4.5のサポート、.NETアプリの解析を行う「CLRMD」の統合、C#およびXAML向けサンプルルールの追加といった数多くの改善が盛り込まれている。
ソフトウェア情報
- 「Debug Diagnostic Tool」
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/Server 2008 R2/8/Server 2012
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.0(13/10/02)